WindowsならWMV

Windowsと聞いて、誰もがOSを思い浮かべるでしょう。すでにメジャーの域に達し、OSでは、最も利用されているものと言って、過言ではありません。しかし、Windowsは、OSでありながらも、単にパソコンを操作するだけのものではありません。動画ファイルなどもサポートし、もちろん、音源ファイル形式に対してもです。WAV形式がWindowsと一体となっているものも、その一環とも言えるでしょう。けれども、Windowsの音源ファイル形式は、WAV形式のみではありません。その一つが、WMV形式です。
WMV形式は、正式には、Windows Media Audioです。その名の通り、Windowsの名称が付き、Windows専用の音源ファイル形式です。かつては、現在のように音源ファイル形式も多種多様なものがなく、WAV、MP3、もしくは、このWMVでした。それだけメジャーなものであり、現在でも、広く採用されているものでしょう。圧縮フォーマットの一つでもあり、MP3などと同様なフォーマットとなっています。
しかし、WMV形式は、Windowsの独自規格でもあり、MP3のように汎用性があるかと言えば、そうではありません。利用できなプレイヤーもあり、その点では、あまりメジャーではない音源ファイル形式と見なすことも可能です。そうは言っても、プレイヤーでも対応するものが増え、なおかつ、現在では、対応しているパソコンなども多くなっています。独自規格とは言え、Windows自体が、すでにメジャーなOSであり、一般の人であれば、パソコンとWindowsが一体のものと思っている人も多いかと思います。そういうことを鑑みれば、WMV形式が、メジャーな音源ファイル形式の一種であると言っても、決して大袈裟ではないと思います。
なお、WMV形式も、初期の頃から比べれば、かなり改良がなされました。バージョンアップもOSの改良と共になされたような感じがあり、WMA10Proというものまであります。最新OSがWindows7になりますが、当然、Windows7においては、WMA10Proも、対応しています。実際は、Windows7の前のバージョンであるWindowsVistaで採用され、サウンドレコーダーの標準として、利用されています。おそらく、今後も、WMV形式の新しいバージョンが誕生して続けて行くことでしょう。