Vorbisもある

ITの世界には、オープンソースというものがあります。これは、プログラムなどが公開されているため、有志の人が開発などに携わり、改良などを好きに行えるプログラムのことを言います。典型的なものでは、OSのLinuxであり、サーバ関係で広まったのも、オープンソースであるからとのことで、多くの企業でも採用されています。
音源ファイル形式においても、オープンソースがあり、それがVobisになります。もしかしたら、一般には馴染みがないかもしれませんが、音源ファイル形式の中でも、圧縮フォーマットを使って開発されたものであり、サイズとしては、小さめになるようです。開発の経緯には、MP3との関係が大きいようです。すなわち、MP3は、特許を得ているため、標準的な音源ファイル形式であるとしても、種々の制限があるようです。そのため、そういう制限のない、音源ファイル形式が重要とのことで、Vorbisが開発されたようです。オープンソースということなので、スキルがあれば、自分でも改良を加えることができます。そうして、それを公開することも可能でしょう。世界中には、Vorbisを改良した音楽ファイルが、方々で利用されています。オープンソースであることは、それだけ開発しがいもあると言えます。もし開発がうまく行けば、別な商品として、利用することも可能でしょう。拡張性が高く、いずれは、一般でも大きく広まるかもしれません。
ただし、オープンソースは、改良の過程で問題が起きれば、自分で解決する必要があります。フォーラムなどを利用し、種々の情報を集めることが大事でしょう。ちなみに、オープンソースらしいVorbisの利用があり、WebMという動画フォーマットに採用されています。これは、2010年と最近のことになりますが、IT大手のGoogleが開発しているWebMというものがあり、その音声規格に、Vorbisを利用されたとのことです。
ちなみに、Vorbisの拡張子は、oggとなっていましたが、近年は、ogxに変更になったようです。近年のプレーヤーソフトでも、対応しているものがあるようです。また、別な拡張子として、ogaというものもあります。